葛根湯【漢方】の満量処方? Amazonで成分量&値段 比較

漢方薬の薬と材料が色々、葛根湯の満量処方
ちょっと小話

風邪ひきやすくなる冬。その前に漢方薬の葛根湯を買い置きようとAmazonで検索してみました。

葛根湯の種類、すっごく多い。顆粒もあれば、ガラス瓶のドリンクもあります。

メーカーも色々(有名なのはツムラ、クラシエ(カネボウ)でしょうか)他にも、様々な会社から販売されています。

あまりにもたくさんの種類で、どれが良いのだ ?とよーく成分表示を見てみたら。。。
あらっ、成分量が違う!?

しかも、満量処方って書いてあるのと無いのがある。。。けど、満量処方の意味がわからない。満量処方って何のこと?

よーく見てやっとわかったよ。。。
成分量と値段の比較もしたので、葛根湯を選ぶときの参考にしてみて下さい!

↓エキス量と価格でオススメ 葛根湯


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葛根湯、満量処方の意味

満量処方、いつものようにWikipediaで調べたら載ってなかった。
なので、北日本製薬のHPから引用

漢方薬は、処方ごとにどの生薬を何グラム使用するかということが細かく定められています。

葛根湯の場合は、使用する生薬の合計が25gになるものをはじめ、18g、17gと 数種類の処方が存在します。

(葛根湯は)全部で7種類・25gの生薬を原料として使用しています。

生薬1つ1つに使用量の基準が定められており、その基準通り(=満量)の 生薬量を使用して製造した漢方薬を満量処方といいます。

北日本製薬HPより

うーん、難しい。
なのでもう一つ 阪本漢方の葛根湯の説明文から引用

葛根湯処方の最大量25gの生薬から抽出して得られたエキスを全量配合した満量
処方です。

阪本漢方のHPより

もう一つ カコナール(第一三共)のHPから引用

満量処方とは?

日本薬局方葛根湯25g処方より得たエキスを全量(最大量)配合していることを意味します

第一三共のHPより

難しい。わかったようなわからないような。。。

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日本薬局方 葛根湯25g処方とは?

その日本薬局方葛根湯25gって何かと言うと。

日局 カッコン        8.0g
日局 マオウ          4.0g
日局 タイソウ        4.0g
日局 ケイヒ                       3.0g
日局 シャクヤク                3.0g
日局 カンゾウ                   2.0g
日局 ショウキョウ             1.0g

合計が25g。この25gの生薬より抽出たエキス、それを全量(最大量)配合しているのが満量処方、ということ、らしいです。

こんなに違う! 【満量処方】

再び北日本製薬のHPの説明から

OTC漢方薬の場合、満量処方(100%)だけではなく、3/4処方、1/2処方など 100%ではない漢方薬も存在します。

北日本製薬HPより

満量が25gなので、3/4処方は18g、1/2処方は13g? (そんなに違うの?)
北日本製薬の満量処方の葛根湯、至聖

クラシエ 葛根湯シリーズ

クラシエのHPの説明によると

製剤的には同じものですが、1日量あたりのエキス量の違いがあります。
Aが「満量処方シリーズ」、Sが「3/4量」、それ以外のエキス顆粒あるいは錠剤は「1/2量」となっています。

クラシエHP

Aシリーズは、満量処方

満量処方が欲しい方はAシリーズを買いましょう

Sシリーズ 満了処方の3/4量



AとSシリーズの同じ数(例えば12包同士)で、値段差とエキス差をよーく見比べて。。。本当にお得なのかどうか、とか比較して買いましょう〜

ツムラ 葛根湯

漢方といえばツムラ、みたいなイメージがあったので、ツムラは全部満量処方だろうと勝手に思い込んでました。ですが、違った〜。

また、顆粒とドリンクタイプでは違うようですよ。

葛根湯エキス顆粒A

箱の表示と、説明文にも満量処方の文字は無し

説明に、”本品2包(5.0g)中、下記の割合の葛根湯エキス(2/3量)2.5gを含有します” とあります。
日局カッコン     2.68g
日局タイソウ     2.01g
日局マオウ      2.01g
日局ケイヒ      1.34g
日局シャクヤク    1.34g
日局カンゾウ     1.34g
日局ショウキョウ   1.34g

満量処方の2/3ということでしょうか? 

漢方内服液 ビンで飲むタイプ

ツムラの顆粒と同じく、箱の表示には満量処方の文字はなし。ただ、箱の成分表の説明を見ると満量処方ぽい?

説明は
本品1日量90mL(30mL*3本)中、以下の生薬より抽出した葛根湯エキス8.3gを含有します。
日局カッコン・・・8.0g
日局マオウ・・・4.0g
日局タイソウ・・・4.0g
日局ケイヒ・・・3.0g
日局シャクヤク・・・3.0g
日局カンゾウ・・・2.0g
日局ショウキョウ・・・1.0g

葛根湯エキス、8.3gと多めです。

阪本漢方 満量処方の葛根湯

阪本漢方の葛根湯エキス顆粒 21包


成分・分量は

成人1日量3包(1包3.0g)中
成分・・・分量
葛根湯エキス(日局 カッコン・・・8.0g、日局 マオウ・・・4.0g、
日局 タイソウ・・・4.0g、日局 ケイヒ・・・3.0g、
日局 シャクヤク・・・3.0g、日局 カンゾウ・・・2.0g、
日局 ショウキョウ・・・1.0g より製した乾燥エキス)・・・4.34g

↑の書き方、わかりやすくて好き! 日本薬局方葛根湯25gから抽出したエキス分が、1日量(3包)の中に、4.34g入ってます、ってことですね。

**阪本漢方の葛根湯エキス顆粒、はコストコ安く買えるようです。10月に来たメールによると。。。セールで ¥1,328 → ¥998 と書いてありました。しかも、63包の大容量。もちろん満量処方。お近くの方は是非。**

Amazon限定ブランド? PHARMA CHOICE 葛根湯エキス

Amazon限定ブランドって何だろと思ったら。。。製造販売元は、御所薬舗株式会社。奈良の会社でした。

PHARMA CHOICE  葛根湯エキス 顆粒 S 30包

満量処方って書いてあります。

本剤3包(1包1.5g)中

日局カッコン 4.0g 日局シャクヤク 2.0g
日局マオウ 3.0g 日局カンゾウ 2.0g
日局タイソウ 3.0g 日局ショウキョウ 1.0g
日局ケイヒ 2.0g
より抽出した葛根湯エキス1700mgを含有しています。

同じ阪本漢方葛根湯の成分・分量と比較してみると。。。。あら?1日に飲む量は3包で同じですが、1包の量が違う。

阪本漢方→1包 3g
御所薬舗→1包1.5g

でも、もっと違うのは、1日に飲むエキス量。

阪本漢方の1日 のエキス分 → 4.34g
御所薬舗の1日のエキス分 →  1.7g

Amazon限定ブランド(御所薬舗)のエキス分は、なんと。。。
阪本漢方の半分に満たない量でした。エキス量の違いが多いのに、びっくり。

でもAmazon限定ブランドの葛根湯は手頃な価格なので、よく売れてます。
エキス量までみんな、調べませんもんね、きっと。
が、お得に買うなら、阪本漢方ですよっ! 

お得に買うには? 葛根湯のエキス分の量を比較する、しかない!

葛根湯のエキス量を比較→価格を比較するしかない!

ですが。。。エキス量と値段を比較するのがとっても難しい、のです。

例えば上に書いた、御所薬舗(Amazon限定ブランド)と阪本漢方の比較をすると、比較の難しさがわかります。

まず、エキス分が半分以下なので、価格も半分以下かなーと思うでしょ。
でも実際はそこまでの価格差はありません。

その上、阪本漢方は21包、御所薬舗は30包。
パッと見、どちらが得なのか、すっごくわかりにくい。

なので。。。
値段の比較を少しでも簡単にしようと、1日に飲む量で計算してみることにしますと。。。

阪本漢方も御所薬舗も1日に飲む量は3包。
阪本漢方は21包なので、=7日分、御所薬舗は30包なので、=10日分。
1日分を金額に変換して、幾らかかるのか計算してみると。。。ってな具合です。

疲れました。(後はお任せしますので計算してみて下さい)

コストパフォーマンスの良いものを買いたい時のコツ

1 まず、効果(エキス量)が多い方を選ぶ。
2 それから、1日あたりの値段を頑張って計算してみる。

そうやって、細かくみていった感想は。。。

値段って、ぱっと見だけではわからないもんですねー。
色々な値付け方してるんだなーっ、値付けって深い。。。。
メーカーも工夫してる(わかりにくくしてる?)って事でしょうか。。。

葛根湯、選ぶならこの2つから買うかな

以上、調べた中、価格とエキス量から、もし自分が買うならこの2つかな、というのもあげておきます。(探したらもっとあるかもしれませんが、比較するのは結構大変〜)

ドリンクタイプは値段が高めなのでパス。

錠剤と顆粒では。。。顆粒を選びました。
その理由は。。。

顆粒の方が、湯に溶かして飲めるから、です。
(エキス抽出の漢方は、湯に溶かす飲み方の方が、効果が少しでも出やすいらしい、とか)

阪本漢方の満量処方の葛根湯

北日本製薬の満量処方の葛根湯、至聖


買う前にエキス量と値段を比較て、お得に買いましょうね!