ふるさと納税で、昆布のお礼の品を探していて、ふと思った。おにぎりに巻いてあるやつ、あれってなんて言うんだっけ。
山芋のすりおろしたのもとろろ、って言いますが(それとは違う)昆布のとろろ?
ん? でも、同じような昆布で、おぼろ、おぼろ昆布っていうのもあったような。。。
とろろと、おぼろの違いって何?
楽天ふるさと納税 おぼろ昆布は北海道と福井県
おぼろ昆布、楽天ふるさと納税で検索してみましたら、扱ってる自治体、北海道が多い。
- 北海道浜中町
- 福井県敦賀市
- 北海道利尻富士町
など、北海度に混じって、なぜか福井県敦賀市。なんで?
楽天のふるさと納税は自治体の数が少なめだからかな、と思って、ふるさとチョイスで調べてみた。
ふるさとチョイスのおぼろ昆布
- 秋田県秋田市
- 北海道利尻町
やっぱり少ないなー。なんでだろ。
おぼろ昆布ととろろ昆布の違い
困った時のWikipedia。
とろろは↓
とろろ昆布とは、コンブを加工した食材のことである。
酢に漬けて柔らかくしたマコンブやリシリコンブをブロック状に固め、その断面を薄く糸状に削りとったもの。
by Wikipedia
おぼろの説明↓
おぼろ昆布は糸状ではなく昆布の表面を職人が一枚ずつ帯状に削ったもののことである。
by Wikipedia
そういえば、昔、百貨店の物産展で、昆布をシューッシューって削ってるの、見た事ある! (最近は見かけません) あれは、おぼろ昆布だったのですね。
で、その続きの説明も、面白かったです。
おぼろ昆布が先にできた
おぼろ昆布が福井県敦賀市のお礼の品にある理由もわかったので、スッキリしました。
昆布は北海道で生産され、北前船で敦賀や堺などの主要港湾の加工地に運ばれていた。
江戸時代はカビを防止する技術が無く北前船での輸送中に昆布の中心部にカビが発生する事が多々あり、カビの生えていない表面だけを薄く削って商品化したのが、おぼろ昆布である。
by Wikipedia
昆布のカビって、外側でなく、中側に生えてたって事?
北海道で干して、福井まで持ってきても、その間にカビが生えるの?しかも、中側に?
大阪でバッテラに使う昆布も
昆布の捨てる部分をもったいない、と使うアイデアが大阪らしい逸話ですね。
カビを防止できる近代に入ってからも中心部の白板昆布は廃棄されていたが、大阪の寿司屋の提案で、ばってらに使われた事を切っ掛けとしてこちらも現在は白板昆布として利用されている。
by Wikipedia
バッテラの上のヒラヒラの昆布のことでしょうか。(内緒ですが私はあの昆布苦手〜)
作り方も全然違う とろろ昆布とおぼろ昆布
とろろとおぼろって、作り方が全然結構違うんですね。知らなかったー。
とろろ昆布はおぼろ昆布にヒントを得て、昆布をブロック状に固めて削った製品である。
よって、とろろ昆布の生産後に白板昆布は残らない。
昔は両方とも手で削る事で作られていたが、とろろ昆布は後に機械化されたため、現在ではおぼろ昆布の方が加工の手間から高級品として流通している。
1枚1枚削る昆布と、ブロック状に固めた昆布かー。へー。
おぼろ昆布、うまく削るには数年かかるから、職人が少ない
おぼろ昆布は、今や貴重品だそう。おぼろ昆布は、職人さんが削りますが、うまく削れるようになるには、数年かかるとか。
そんな職人さんも、今は減ってしまってだから余計に、おぼろ昆布は見かけなくなっちゃったんですね。
おぼろととろろでは、使う昆布も違う
とろろ昆布と違って、職人さんが手で削っていくおぼろ昆布は。。。
綺麗で上等な昆布でないと、うまく削れないそうです。
あと、手で削るため、分厚い真昆布を使うことが多い、とも。
真昆布って、北海道の南の方の昆布のようですが、ふるさと納税を見てるとで利尻昆布を削ったおぼろ昆布もあります。味が気になるー。食べ比べしたい〜
↓利尻昆布
↓羅臼昆布(天然の羅臼昆布のおぼろととろろの食べ比べ)